特殊な高負荷ソフトが混在する放送現場。従来型アンチウイルスを超える防御策が急務に
韓国MBCは、テレビ・ラジオ番組の制作や放送をはじめ、各種デジタルコンテンツやデザイン事業をグローバルに展開する韓国を代表する大手地上波放送局です。24時間365日、止まることが許されない放送コンテンツの制作・送出を担う同社の現場では、高負荷な動画編集ソフトやグラフィックデザイン用アプリケーションなど、多種多様で特殊なプログラムが日々稼働しています。
近年、メディア・エンターテインメント業界を標的とした高度なサイバー攻撃やランサムウェアの被害が世界的に拡大する中、同社でも従来のシグネチャ(パターンファイル)依存型アンチウイルスだけでは、日々巧妙化する新種・変種のランサムウェアを防ぎきることが難しくなっているという強い危機感がありました。
同社では、自社の重要コンテンツ資産やサーバー・端末環境を守り抜くため、グローバル大手の製品を含む複数のランサムウェア対策ソリューションの比較検討を開始しました。実際の制作業務に一切の影響を与えないこと、そして未知の脅威に対する十分な検知性能を備えていることを確認するため、実環境に近い条件での厳格なトライアル運用(PoC)と検知テストの実施を決定しました。
圧倒的なリソース管理性能と、既存環境とのバッティングを起こさない互換性を実証
複数の競合製品を対象とした入念なPoCおよび検知テストにおいて、「WhiteDefender」は極めて優れた成績を収め、正式導入へと至りました。同社が評価した主な決め手は以下の通りです。
1. 競合製品を凌駕する低い干渉性と優れたリソース効率
大容量の映像・デザインデータを扱う特殊な制作環境や、すでに稼働中のアンチウイルス製品に対しても、WhiteDefenderはシステム競合(バッティング)を最小限に抑制しました。リアルタイム保護が動作している状態であっても、CPUやメモリの消費効率および解放速度が非常に優れており、制作スタッフの作業効率を一切妨げない点が決定打となりました。
2. 100%振る舞い検知による強力な未知の脅威防止能力
パターンファイルに依存しない「100%振る舞い検知エンジン」を搭載しているため、未知のランサムウェアが実行しようとする不正な挙動を瞬時に検知・遮断。高度化するサイバー攻撃に対しても確実な能動防御体制が整いました。
3. 専任エンジニアによる即座のサポート体制
試行運用中に生じた課題や細かな疑問に対しても、専門の技術チームが即座に対応。迅速な原因究明とプログラムアップデートが提供され、セキュリティホールや対応遅延を作らない真摯な技術支援体制が高く評価されました。
統合管理「WhiteSecurityCenter」により、複雑な端末・サーバー群の一元監視を実現
全社のPC端末およびサーバー群へのWhiteDefender展開に伴い、統合管理プラットフォーム「WhiteSecurityCenter(WSC)」を導入。社内に分散する多種多様なエンドポイントの稼働状況を中央の管理画面からリアルタイムで一元モニタリングできる環境を整備しました。
ランサムウェアと疑われる挙動が発生した場合も、中央コンソールから即座にログを分析し、正しい検知かどうかの切り分けを迅速に実施できるフローが確立されました。
さらに、部署や端末の用途ごとに異なるセキュリティポリシーの策定・変更・配布を管理画面から一括で行えるため、管理者の運用負担を大幅に削減しながら、組織全体のセキュリティレベルを常に最適化しています。
放送業務を止めない安定運用と、高度な脅威分析力を両立するセキュリティ基盤が完成
WhiteDefenderおよびWhiteSecurityCenterの全社稼働後、高負荷な動画制作やデータ編集作業のパフォーマンスを一切低下させることなく、極めて安定した運用が継続されています。
万が一不審な挙動が検知された際も、自動的なブロック・保護機能と統合コンソールでの詳細なログ確認により、迅速かつ的確に対処できる運用体制が完成。放送局特有の「止まることが許されない」厳格な事業継続性(BCP)の向上に大きく貢献しています。
韓国MBCは、今後もWhiteDefenderによる能動的な防御体制と迅速な脅威分析力を維持し、高品質で安心安全なコンテンツ制作および放送サービスを提供し続けていきます。